太陽光発電導入のメリットはあるか?ソーラーローン vs 電気代

太陽光発電

 太陽光発電導入のメリットは?ソーラーローン vs 電気代

売電収入による不労所得に魅力を感じ、太陽光発電を導入しようかどうか、ずっと悩んでいる皆さんのために。

実際、自宅の屋根にソーラーパネルを設置して1ヶ月半、家族4人で生活してみた我が家に、導入の結果、メリットがあったのかどうかの検証を、お伝えしてみよう!

STEP.1 ソーラーローン vs 電気代

1式100万円を超すようなソーラーシステムを一括で買える人は、ここでもうバイバイするとして(笑)

たいていの庶民は、ソーラーローンと呼ばれるクレジット契約を信販会社と結んで、毎月の支払いをしていくことになるだろう。

であるから、月々のローン支払い額と、太陽光発電導入によって得られる電気代(売電収入額+昼間の電気代削減額)の2つを比べてみたときに、後者の額の方が優っていたならば、導入したメリットはあったということになるよね。

では、それぞれの金額がどうなったか?
一緒に確認をしていこう!

STEP.2​ ソーラーローンの月額は?

まずは、太陽光発電システムの契約書を見てみよう↓

トータル4.26kwの太陽光パネルを設置した費用が 1,020,000円(税別)

更に我が家は、新築から築10数年のタイミングだったから、大きなソーラーパネルを載せる前に屋根の塗装工事もしてもらっちゃおうと、業者にまとめて依頼をしたので、その費用が別に127,000円(税別)

両者合わせての契約額は、税込みで1,261,700円となった↑

因みに、太陽光システム工事費をシステム容量で割ってみると
1,020,000円÷4.26kw≒239,436円と出る。

この数値は『kw単価』と呼ばれ、契約したシステムが適正価格であるかどうかの判断材料とすることができるのだ。

俺が、2021年に契約をした当時の相場は、適正単価25万円と言われていたので、これを下回っていることを理由に、安心して契約したことを覚えている。

これから導入するあなたは、ぜひこれも参考にしてみてね!

話が少しそれたが
ではでは、このシステム契約を金利2.2%、10年返済にてソーラーローンを組んだ場合の月額支払い料金を見てみよう↓

ソーラーローンを組んだ信販会社から送られてきた返済予定表を元にして、毎月の返済金額は、11,722円(税込) と分かる。

これを、この先10年間ずっと、合計120回も払い続けることになるわけだ。
はー、果てしなく遠い…。

では、ローン月額が分かったところで、次の項目へ行ってみよーーー!

STEP.3 太陽光発電導入で得られる電気代は?

太陽光発電を導入したことで得られる電気代とは、発電により余った電気を電力会社に買い取ってもらう売電収入と、昼間の発電によって削減することのできた電気代、の2つを合わせた金額となるので、これをワクワクしながら確認してみよう。

まずは、5月分の売電収入がこちら↓

電気を買い取ってくれる電力会社からのお知らせにより↑
契約当時の2021年は、FIT価格(固定売電単価)が19円/kwhなので、売電量524kwh×19円=9,956円(税込)の売電収入があった。
これが、みんなが憧れる、いわゆる『不労所得』というやつだね。

次に、昼間の発電による電気代削減額なのだが、どのくらい減ったかの対象先が必要となるので、ここでは前年同月との比較をしてみたい。

今年5月の検針票を見てみると↓

ご丁寧に、前年同月の実績値も載せてくれているので、この表から昼間の電気使用量は、174-68=106kwh、削減出来たことが分かるね↑

そして、当月の電力量料金も調べてみよう。

4月に中部電力から送られてきた料金改定表をもとに↓

1kwhにつき24.61円(税込)
(90kwhを超すと単価が上がるが、省略して低めに見積もろう)

更に、検針票の隅っこの方には
当月燃料費調整単価が1.61円(税込)
再エネ発電促進賦課金単価が3.45円(税込) と記載がされているので、これら3項目をすべて足して(電気代には、この2つが加算されてるんだよ〜)
24.61+1.61+3.45=29.67円(税込)が、今月の1kwhあたりの単価だと分かる。

これにより、昼間の発電による電気代削減額は
106×29.67=3,145円(税込) となる。

よって、太陽光発電の導入によって得られた電気代は
9,956+3,145=13,101円(税込) という結果になった。

STEP.4 太陽光発電導入のメリットは?

さあ、いよいよ!
太陽光発電導入のメリットが、あったかどうかの結果をお伝えしたい。

①太陽光発電システム月額のローン代

11,722円(税込) 

②太陽光発電で得られた電気代

13,101円(税込)

差額 ②-①=1,379円(税込)

ずいぶん骨の折れる検証の結果…
5月分としては、これだけの導入メリットがあったぞ〜!!!
ということになったね。

STEP.5 まとめ

5月単月の結果だけを見れば、太陽光発電導入のメリットは
1,379円分あった、という結果になった。

ただ、これは今後、四季のある日本で1年間を通して、売電収入がどのように変化していくかによって変わってくるだろうし。

今後の電気料金の値上げや燃料費調整単価の動向、再エネ発電促進賦課金の上昇によっても、どんどん条件が変わってくるだろう。

要は、今回のように、単純に1回では比べられないということだ(今さら?笑)

だが、この先10年間平均をして、今回と似たような結果で推移してくれたなら、月額ローンの負担が無くなるので、システム工事費は実質0円となる。

更に、ローンの支払いが終了する10年後からは、太陽光発電導入によって得られる電気代の恩恵だけが、その先も長く続いていくことになる予定だ。(但し、売電単価は、グッと下がるが…)

そして、再生可能エネルギーを自家生産し、少なからず地球環境に貢献していることや、災害などによる停電の際には、昼間の電気が使えることの安心感などが、それ以外にプラスで得られたメリットであろう。

以上、今回の検証は終わり!
よかったら参考にしてみてね♪
太陽光発電、めっちゃいいよ〜!

これからも、ひと月ごとに検証を重ねていくつもりなので、太陽光発電導入をしようかずっと悩んでるあなたは、このブログをブックマークして、マメにチェックしてみてねー!

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